定価で旅行に行っていませんか?
家族4人で旅行に行こうとすると、交通費と宿泊費だけでボーナスが吹き飛ぶような金額になることがよくあるものです。
「繁忙期だから仕方ない」「子どもがいるから高くつく」と諦めてしまいがちですが、実は予約のタイミングや選び方を少し変えるだけで、同じ内容でも数万円単位で安くなることがあります。
今回は、快適さを犠牲にせず、賢く予算を圧縮するための具体的なテクニックをご紹介します。
交通費:子どもの年齢と座席が節約の鍵
交通費を抑える最大のポイントは、子ども料金のルールを正確に把握し、早期割引をフル活用することに尽きます。
新幹線は未就学児の特権を使い倒す
JRの新幹線や特急列車では、原則として小学生未満(未就学児)は無料です。
ただし、これは「大人の膝の上または大人1人につき2人まで」同伴で、席を使わない場合に限られます。
もし未就学児が指定席を1人で使うと、子ども料金がかかってしまいます。
そこで我が家では、子どもが小さいうちはあえて自由席を選んでいました。
自由席であれば、混雑していない限り子どもが席に座っても無料だからです。混雑時は膝上がマナーですが。
始発駅を選んだり、少し時間をずらしたりして自由席を確保できれば、指定席代往復数千円×人数分が浮きます。
飛行機は75日前が勝負の分かれ目
飛行機の場合、国内線は一般的に3歳未満が無料(膝上)です。
LCCは安いですが、座席が狭かったり、荷物預けに追加料金がかかったりするため、荷物の多い子連れには意外とハードルが高いこともあります。
実は、JALやANAでも、スペシャルセイバーやスーパーバリューといった早期割引(75日前など)を使えば、LCCと変わらない価格で乗れることがあります。
予定が決まっているなら、カレンダーに75日前のリマインダーを入れておき、発売開始と同時に予約するのが最強の節約術です。
宿泊費:添い寝無料と日曜泊で攻める
ホテル選びでは、単に1泊の料金を見るのではなく、子どもが何歳まで無料かをチェックするのが鉄則です。
ビジネスホテルの小学生添い寝無料を活用する
多くの旅館やホテルでは小学生から大人料金の70%などがかかりますが、一部のビジネスホテルチェーンでは、12歳(小学生)以下添い寝無料という神対応のプランがあります。
ビジネスホテルだと狭いのでは?と思われるかもしれませんが、最近はベッド幅が広いシモンズ製ベッドを導入していたり、大浴場があったりと、設備が充実しているところが増えています。
寝るだけの場所と割り切れば、ここでのコストカット効果は絶大です。
比較表:パックツアー vs 個人手配
新幹線とホテルがセットになったパックと別々に予約のどちらが安いのか、迷うところです。特徴を整理しました。
| 予約方法 | メリット | デメリット | おすすめのケース |
|---|---|---|---|
| ダイナミックパッケージ (セット予約) |
セット割引で大幅に安くなる。管理が楽。 | キャンセル料の発生が早い。 子どもの添い寝無料が適用されない場合がある。 |
飛行機利用の遠距離旅行。予定が確定している場合。 |
| 個人手配 (別々に予約) |
宿の添い寝無料を最大限に活かせる。 直前まで変更しやすい。 |
予約の手間がかかる。 人気列車は切符争奪戦になる。 |
新幹線・車での旅行。子どもが小学生以上の場合。 |
子どもが添い寝無料対象の年齢であれば、個人手配のほうが安くなる傾向にあります。
逆に、子どもが中学生以上で大人料金になる場合は、パッケージツアーの割引率の恩恵を受けやすくなります。
見落としがちな隠れ割引チェックリスト
最後に、予約ボタンを押す前に確認してほしい隠れ割引のリストです。
会社の福利厚生や会員サービスの中に、使えるものが眠っているかもしれません。
- 会社の福利厚生:宿泊補助金が出たり、会員限定価格で泊まれたりします。総務に確認しましょう。
- クレジットカードの優待:カード会社提携の予約サイトを経由するだけで、ポイント倍率が上がったり5〜10%OFFになったりします。
- 株主優待券:航空会社や鉄道会社の株を持っていなくても、金券ショップやフリマアプリで優待券だけを安く入手して使う裏技があります。
- 自治体のキャンペーン:県民割や、その自治体独自の観光クーポンが出ていないか、公式サイトを一度のぞいてみましょう。
浮いたお金で体験を買おう
旅行費用を安く済ませることは、決してケチることではありません。
移動や宿泊の固定費を賢く削ることで、そのぶんのお金を現地の美味しい食事や子どもの体験アクティビティに回せるようになります。
面倒だからいつものサイトでポチッとする前に、一度だけ条件を変えて検索してみてください。
そのひと手間で浮いた3万円が、家族の特別な思い出に変わるかもしれませんよ。
